Amazon Nowの「40分ブロック」は、家を出てから帰るまでが40分という意味ではありません。私の初回は、オファー受諾から配達完了まで34分。一方、別の日には配達を早く終えても、次のオファーが届くまで50分空きました。登録前に知っておきたいのは、配達そのものの長さと、前後に必要な時間の両方です。

「朝の空き時間でできる?」「本業の前に1本だけ配達できる?」と考えている方へ、私が都内で記録した時刻を使って説明します。ここでは、アプリに表示された予定の枠と、実際に受諾・到着・配達完了した時刻を区別します。

Amazon Nowの40分ブロックなら、40分あれば足りる?

オファーには、開始・終了時刻とブロックの長さが表示されます。たとえば10月4日に保存した南青山のオファーは「7:16〜7:56・40分」でした。同じ画面に「10分以内にチェックイン」とも表示されています。ブロックが始まる前に、指定されたステーションへ向かう時間が必要です。

また、オファー詳細には、ブロックの長さは稼働時間の推定で、実際の稼働時間は異なる場合があると案内されています。「40分」は毎回の配達完了時刻を保証する数字でも、40分間ずっと走り続けるという意味でもありません。

Amazon Now南青山のオファー画面。7時16分から7時56分の40分枠と、10分以内にチェックインする案内
2026年10月4日に保存した画面。40分のブロック枠とは別に、チェックインまでの時間が示されています。

時間に余裕があるかを見るときは、「ステーションまでの移動」「集荷・配達」「配達先から次の予定へ向かう移動」を一続きで考えます。家の近くから始めても、配達終了地点が家の近くになるとは限りません。

受諾から配達完了まで、実際に何分かかった?

2026年8月30日の初回配達では、6:53にオファーを受諾し、7:05に笹塚ステーションへ到着。7:27に配達を完了しました。受諾から完了までは34分、ステーション到着から完了までは22分です。

8月30日の初回配達で記録した時刻
場面実際の時刻読み取れること
オファーを受諾6:53ここから指定ステーションへ移動
笹塚ステーションへ到着7:05受諾から到着まで12分
配達完了7:27到着から22分、受諾から34分

この回の表示ブロックは7:10〜7:50でした。実際には終了表示より前に配達を終えています。ただし、初回は係員への申告や説明、アルコールチェックがあり、説明中に荷物が割り当てられました。到着後の22分には、こうした集荷前の手続きと配達が含まれます。

22分すべてを「荷物を運んでいた時間」とは数えていません。この回は荷物を受け取った正確な時刻を記録していないため、集荷待ちと走行時間をさらに分けることはできません。また、34分は1回の実測で、全配達の平均ではありません。初日の具体的な操作は初回配達の体験記にまとめています。

Amazon Nowの待機時間はどこで発生する?

「待機時間」と一括りにすると、登録前のイメージがずれやすくなります。私が経験した待ち時間は、次の3つに分けて考えると分かりやすいです。

待つ場面何を待っている?登録前に知っておきたい点
オファー受諾前受けられる仕事が届くのを待つオンラインにした直後に仕事が来るとは限らない
ステーションでチェックイン後荷物・ルートの割り当てや集荷準備を待つ到着してすぐ出発できる回ばかりではない
配達を終えた後次のオファーを待つ配達完了と次の受信は同じ時刻ではない

9月5日の12:30開始の枠では、ステーション到着後に約15分間、荷物の割り当てがありませんでした。一方、9月6日は私が完了した10本すべてで、到着後すぐに荷物が割り当てられています。集荷待ちは毎回一定ではなく、前日の所要時間をそのまま翌日に当てはめられません。

Amazon Nowでチェックイン後に表示された待機画面。集荷拠点の近くで荷物の準備を待つ案内
8月30日の稼働時に記録した待機画面。受諾前のオファー待ちとは別の、集荷拠点での待機です。

報酬の扱いも同じではありません。私の記録では、受諾前にオンラインで待った時間はブロックの報酬対象ではありません。一方、指定どおりチェックイン・待機・完了した枠は、荷物が割り当てられなかった回も所定報酬の対象になりました。「待つだけで常に報酬が発生する」とは考えず、受けたブロック内の待機と、その前後を分けて見てください。

早く配達を終えたら、すぐ次の仕事ができる?

配達を早く終えられても、Amazon Nowの仕事を切れ目なく受けられるとは限りません。9月5日は11:09〜11:49の40分枠の配達を11:25に完了しましたが、次のオファー受信は12:15でした。

この記録では、表示された終了時刻より24分早く配達完了。その後、次のオファーを受信するまで50分空いています。さらに次のブロック開始は12:30です。「完了」「次のオファー受信」「次のブロック開始」は、それぞれ別の時刻です。

この50分を、ステーションで荷物を待った時間や、毎回必ず必要な休憩時間として扱うことはできません。あくまで、この日に次のオファーが来るまで空いた時間です。報酬を配達だけの短い時間で割り、「その効率で1時間ずっと稼げる」と計算すると、この空白が抜け落ちます。

Amazon Nowは朝だけ・短時間だけでも始められる?

私には朝に配達を完了した実績があります。ただ、短時間で働けるかを考えるときは、「空き時間が40分ある」だけではなく、その時間帯にオファーを受けられるか、集荷に間に合う場所にいるか、配達後に次の予定へ移動できるかを合わせて判断する必要があります。

特に本業の出勤や家族の予定など、終了時刻を動かせない用事の直前は、枠の終了表示だけで予定を詰めないことが大切です。登録前には、まず自分が使いやすい拠点の場所と入口を確認すると、受諾後の動きを想像しやすくなります。

既にUber Eatsや出前館を使っている方なら、Amazon Nowを選択肢に加え、届いた条件と現在地からの移動を比べる考え方もあります。ただし、先に受けた仕事と時間が重ならないことが前提です。「何本も連続で取る」ことより、まず1本を自分の生活時間に組み込めるかを確かめると判断しやすくなります。

登録前によくある時間の疑問は?

40分ブロックは40分以内に必ず終わりますか?

必ず終わるとはいえません。アプリでもブロックの長さは推定と案内されています。私には早く完了した例がありますが、移動・集荷・配達先の状況によって実際の所要時間は変わります。

ステーションに着いてから、ずっと配達しているのですか?

いいえ。チェックインや集荷手続きがあり、荷物の準備を待つ回もあります。9月5日には到着後約15分、荷物が割り当てられなかった例がありました。

34分という実測を、1回の平均時間として見てよいですか?

平均ではありません。8月30日の初回に、受諾から完了まで記録できた1例です。登録の判断では、この数字だけでなく、拠点までの距離や次の仕事までの空白も一緒に見てください。

Amazon Nowの時間を判断するときは、表示ブロックだけでなく、受諾前から配達後までの流れを見る。それが、自分の空き時間に合う仕事かを考えるためのポイントです。